こんにちは、院長の植田です!
唇育注射は「自身の唇を育てていこう」という発想から生まれた治療法で、ほとんどリスクがなく、唇を若返らせていくことのできる治療法です。この記事では新しい美容医療である唇育注射について、解説します。
【目次】
1.唇育注射とは?
2.ヒアルロン酸や肌育注射との違いは?
3.どんな成分が入っている?
4.どんな効果?
1.唇育注射とは?

これまで唇へのヒアルロン酸やPRPの注射は、唇内に異物を入れることで、ボリュームを出すことだけが目的でした。唇育注射はそれとはまったく異なるアプローチで、唇内へ栄養を与えることで、ボリュームだけでなく乾燥、小じわ、はりつや、弾力などの肌質も改善できます。まさに「自身の唇を育てる」という概念の注射なのです。
具体的には、唇の真皮層内のコラーゲンが増えることで、ボリュームが生まれます。また肌育注射のように自身の唇組織を再生し、弾力、はりつやを出すだけでなく、乾燥、小じわなど様々な唇トラブルを改善します。お客様からはは「つやとハリ感が出た」「乾燥しづらくなった」などのお声をいただくことが多いです。
唇は皮膚粘膜移行部といって、通常の皮膚とは構造が異なります。
汗腺や脂腺がないことに加え、細菌などの侵入を防ぐ角質層が非常にうすく、天然保湿成分が少ないため、乾燥や肌荒れを起こしやすいのです。
唇育注射には、こういった皮膚トラブルを改善する成分が配合されており、唇のボリュームアップと肌質改善が同時に行えます。
2.ヒアルロン酸や肌育注射との違いは?

これまで唇の美容医療は、ヒアルロン酸やPRPなど、直接的にボリュームが出る製剤を注入するのが一般的でした。
ヒアルロン酸は直後から効果実感できるのがメリットですが、時間経過とともにボコついたり、形が崩れる、また唇が青白く透けて見える(チンダル現象)可能性などのデメリットがありました。
一方、自身の肌を活性化する肌育注射、具体的には皮膚の線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンを増やすことにより自身の肌を若返えらせる注射が、近年美肌治療の1つとして確立されました。
この治療は異物を入れるヒアルロン酸治療とは異なり、自身の皮膚そのものを再生するもので、アンチエイジングの側面がある治療になります。
しかし、唇にこのような製剤を注入した場合、唇内のコラーゲンは少しずつ生成されるため、見た目の変化を感じるようになるまでに、非常に多くの注入回数が必要になることが予測されます。
そこで当院が注目したのが「光華コラーゲン」という成分です。
「光華コラーゲン」にはヒアルロン酸と肌育注射の中間のような性質があります。
つまり、「注入直後からボリュームがでる」というヒアルロン酸のメリットと、「自身の皮膚そのものを再生する」という肌育注射のメリットの両方を持っているのです。
さらに、「光華コラーゲン」には、注入部位から周囲の組織へ、適度に拡散するという性質があります。
その結果、ヒアルロン酸よりもナチュラルで、ぼこつきのない、ぷるっとしたツヤと弾力のある唇へと仕上がります。
ただし、ボリュームの出方はヒアルロン酸に比べて控えめなため、2~4回程度の注入が必要になることが多いです。
(1回の注入でもしっかり効果がでるため、マイルドな変化を望まれる方は、1回の治療で十分な場合もあります。)
さらに「光華コラーゲン」は、ヒアルロン酸製剤と違って塞栓リスクがほとんどありません。万が一血管内に流入してもそのまま体外に排泄されるため、非常に安全な製剤といえます。
3.どんな成分が入っている?

「光華コラーゲン」というコラーゲン製剤が主成分です。さらに保湿作用や、唇の色調を改善させる作用のある製剤を、1人1人の唇の状態をみてオーダーメイドに配合します。
4.どんな効果?
真皮成分であるコラーゲンそのものを補充するため、ナチュラルに唇のボリュームを出すことができます。
また皮膚表面の乾燥やくすみなど、肌質も改善することができます。
具体的には乾燥、かさつき、小じわ、くすみ、肌荒れ、弾力、はりつや、潤い不足など、あらゆる唇のお悩みを改善できます。
まとめ
唇育注射は自身の唇の弾力やボリュームを再生させ、皮膚トラブルも改善できる、ヒアルロン酸や肌育注射とも異なる新しい治療法です。
痛みもダウンタイムもほとんどなく、安全性の高い治療ですので、唇にお悩みのある方は一度受けられてみてはいかがでしょうか。
※症例写真は以下をご参照ください。
https://lumi-clinic-mitsukoshimae.com/medical/shiniku.html
お問い合わせ・ご予約はこちらから