注目の美容成分イデバエとは?

こんにちは!院長の植田です。

今回は世界的にも注目されはじめている美容成分「イデバエ」について解説致します。

【目次】
1.イデバエとは?
2.「DMAE」の作用は?
3.「イデノベン」の作用は?
4.ボトックスリフトとの違いは?

1.イデバエとは?

イデバエは近年美容医療やアンチエイジングの分野で注目されはじめている成分で、一言でいうと「美肌治療とリフトアップが同時にできる」美容成分です。本来美肌治療とリフトアップ治療はまったく違うアプローチで行うことが多いですが、イデバエは一度にどちらにもアプローチできる点が特徴的です。イデバエは2つの主要成分「イデベノン」と「DMAE」からなり、それぞれ特徴的な働きをもっています。

2.DMAEの作用は?

人の表情筋は無数の筋繊維からなっていて、そのすべてが、神経によって調整されています。具体的には、神経細胞が「アセチルコリン」という物質を放出し、それを筋細胞が受け取ることで、筋肉の収縮が起こります。

DMAEはこの「アセチルコリン」の原料であり、肌から注入することで、注入部位のアセチルコリンの量が増えます。するとアセチルコリンは皮膚の下にある表情筋に届いて、加齢によってたるみがちな表情筋を適度に収縮させます。これにより顔全体がリフトアップ&タイトニングされ、引き締まった印象になるのです。

3.イデノベンの作用は?

イデノベンには強力な抗酸化作用があります。強力な抗酸化物質であるコエンザイムQ10やビタミンC,E、リポ酸を超える抗酸化作用があることが分かっており、皮膚への使用(特に光老化予防)においては、トップレベルの成分といえます。

私たちの肌は、紫外線やストレスを受けると産生される活性酸素により、細胞膜やコラーゲンが破壊され、老化が促進します。具体的にはコラーゲン破壊によってハリ、弾力が低下し、しわ、たるみが生じます。また活性酸素の酸化ストレスによって、しみ、くすみ、炎症、ニキビ、毛穴の開きなどが生じます。抗酸化物質にはこれらの元となっている活性酸素を中和・除去する働きがあるため、皮膚老化の根本的な解決法として重要視されています。

4.スキンボトックスやボトックスリフトとの違いは?

イデバエと同じようにリフトアップ効果があり、直接皮膚に注入できる薬剤として、ボトックス製剤があります。ボトックスは筋肉に注入することでその働きを弱める作用が有名ですが、皮膚の浅い層に注入することで皮脂腺をターゲットとし、皮脂腺からの皮脂の分泌を抑えて毛穴を引き締める作用もあります。この治療法を「スキンボトックス」といいますが、顔全体の毛穴が引き締まることで皮膚全体も引き締まった印象になるため、リフトアップ治療の1つとして分類されることが多いです。

また首~フェイスラインにかけて、広頚筋という筋肉がついており、この筋肉は顔の皮膚を下に引っ張る働きがあります。この広頚筋にボトックスを注入すると広頚筋の力が緩んでフェイスラインがリフトアップされるため、この治療法を「ボトックスリフト」といいます。

このようにボトックスによるリフトアップ治療は顔の皮脂腺もしくは首の筋肉に作用させる一方、イデバエでは顔の表情筋にダイレクトにアプローチしています。それぞれターゲットとする部位が異なるため、イデバエとボトックスリフトを組み合わせて治療することも可能です。またスキンボトックスは美肌効果としては皮脂抑制、ニキビ改善や毛穴縮小がメインですが、イデバエには強い抗酸化作用や血流改善作用があるため、毛穴縮小に加えて、シミ、くすみ、色素沈着、はりつやの改善効果が高いという違いもあります。

5.まとめ

イデバエは一度に美肌&リフトアップを実現できる注目の成分です。水光注射で注入することができますので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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