脂肪溶解注射は効果ある?アイバックソリューションについても解説!

こんにちは!院長の植田です。

「脂肪溶解注射を受けたけどまったく効果がなかった!」「GLP-1注射や脂肪吸引の方がいい!」などと言われることが多い脂肪溶解注射。今回は脂肪溶解注射について、他の痩身治療と比較しながら解説します。また目袋専用の脂肪溶解注射「アイバックソリューション」についてもご紹介します。

【目次】

1. 脂肪とは?

2. 脂肪溶解注射の働きは?

3. 実際に効果はある?

4.他の瘦身治療との違いは?

5.目袋専用の脂肪溶解注射「アイバックソリューション」とは?

6.まとめ

1.脂肪とは?

脂肪とは、約250億~300億個あると言われる脂肪細胞の集合体です。脂肪細胞の数は思春期に大きく増加しますが、大人になるとほとんど一定の数をキープします。それは、脂肪細胞はエネルギーを貯蓄することで自身のサイズを大きくしたり小さくすることができるからです。つまり体重の増加に伴って1つ1つの脂肪細胞は大きくなり、逆に体重が減ると脂肪細胞は小さくなる。それによって体型の変化が起きるのです。

例外的に、高度な肥満の場合、1つの脂肪細胞が大きなれる限界を超えると、新たな脂肪細胞が生成されます。逆に、どれだけダイエットをしても脂肪細胞の数はほとんど減らず、1つ1つのサイズが小さくなるだけですので、リバウンドしてしまいます。

2.脂肪溶解注射の働きは?

代表的な脂肪溶解注射「カベリン」には、「デオキシコール酸」が主成分として含まれており、これが脂肪細胞を破壊します。破壊された脂肪細胞はゴミとみなされ、数週間かけて少しずつ尿とともに体外に排出されていきます。ここでのポイントは、一度破壊された脂肪細胞は、高度な肥満にならない限り、再び生成されることはないということです。つまり、「脂肪細胞の絶対数を減らせる」ためリバウンドしにくいことが脂肪溶解注射のメリットといえます。

3.実際に効果はある?

結論からいうと、脂肪溶解注射を1回受けただけでは、目に見える効果はほとんどありません。これは1回の脂肪溶解注射で破壊できる脂肪細胞の数には限度があり、1回の注射だけでは見た目で分かるほど脂肪細胞をたくさん破壊できないからです。最低でも3回~5回、二の腕や内腿など脂肪の多い部位には5回~10回ほどの注入が必要になります。1回の効果は少なくても、少しずつ確実に脂肪を減らすというイメージです。

4.他の痩身治療との違いは?

糖尿病治療薬としても使用されるGLP-1注射の効果は高く、食欲抑制により、健常人であれば簡単に体重を落とすことができます。一方、嘔気、便秘などの胃腸障害を引き起こすことが多く、低血糖のリスクもあります。また体重は容易に落ちるものの、注射をやめるとリバウンドしたり、顔や二の腕などピンポイントで落としたいところの脂肪を落とせないのがネックです。

また脂肪吸引や脂肪除去では、落としたい部位の脂肪を直接除去することができるのものの、血管や神経を損傷するリスクや、大きな事故になるリスクもあるので注意が必要です。

これらと比較すると脂肪溶解注射の特徴は以下のポイントになります。

①落としたい部位の脂肪をピンポイントで落とすことができ、リバウンドしにくい。

②副作用や事故のリスクがほとんどなく、安全。

③治療回数は1番かかる。

5.目袋専用の脂肪溶解注射「アイバックソリューション」とは?

最後に当院のメニューにもある「アイバックソリューション」について解説します。目袋に通常の脂肪溶解注射を打った場合、目袋の中の眼窩脂肪は減らせますが、肝心のたるみまでは改善しません。目袋を改善するためには、

「脂肪溶解」+「たるみ改善」

の2つを同時に行わないと、目元の印象が悪化する可能性まであります。「アイバックソリューション」は、眼窩脂肪を溶解する成分に加えて、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増加させ、同時に目周りのリンパの流れを良くする働きがあります。これによりサーモン注射やリジュランだけでは改善できないような目袋の悩みが解決されるのです。あくまで脂肪溶解注射なので回数はかかりますが、脱脂のような外科的治療と比べてほとんど副作用がなく、手軽かつ安全に行えるのが特徴です。

6.まとめ

脂肪溶解注射は「時間がかかってもいいから安全に、確実に部分痩せしたい」という方におすすめの治療です。アイバックソリューションも、目袋が気になるけど、外科的治療が苦手な方におすすめです!

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